■大なり小なり (11:35~)
松本:この間、あのう、別になんもないんですよ。家でふぁ~ってテレビ観てたら「ターン!」いうて、もう、なんやろう、停電みたいになってもうて。
高須:ほう。
松本:あの、なんやろう、ケーブルが、
高須:ほう。ショートしたんや。
松本:ショートしたみたいな。なんか、バアーン上がってもうて。
高須:わ、こわっ。
松本:おかしいでしょう?
高須:いや、おかしいかどうか知らんけど。
松本:いや、例えば、
高須:電気つけまくったんでしょう、たくさん。
松本:でも、それ、そういうのってあんな時間差でくる?
高須:時間差って?
松本:要するに、
高須:きますでしょう。
松本:例えば、
高須:あ、なんか付けてからってこと?
松本:今、急にドライヤーかけて、
高須:ああ、ああ、ああ。
松本:ドライヤーうぃーんいうて、パァーン!ってなんのはわかるよ。
高須:ああ、ほんまやねえ。うん、うん。
松本:なんっにもしてないっすよ。家で普通にふぁ~やっただけで急にバァーン!って暗なったりします?
高須:あれ?
松本:おかしい。
高須:来たねえ。
松本:ほんならもう便座のことも全部気になってきて。
高須:あら、こわ。視てもうたら?
松本:ほいで、
高須:こわ。
松本:こわいでしょ?そやねん。そんで、あのう何がこわいってね、この間ソファーのところにね、なんか昼寝みたいな感じでがぁ~って寝てたんですよ。
高須:ああ、ああ。
松本:そん時まではまだ、あんま気になってなかったですよ、何にも。
高須:おお。
松本:で、ふぁ~寝てたんですよ。「ピシッ、ピシッ」ごっついいうんですよ。
高須:おお。
松本:あんまりいうから、「もうええ加減うるさいで!」
高須:言うたったんや。
松本:言うたったんですよ。
高須:ほう、そしたら?
松本:全然鳴らなくなったんですよ。
高須:そんならええやんか。気の弱いやつや、どっか行ったんや。
松本:はははははははは!
高須:んなええがな。
松本:いや、いや、いや、いや。ねえ!
高須:気の弱いやつや。全然こわない、そんなん。あのね。
松本:会話が成立してもうてるやん。
高須:おったところで、おったところで、どこにでもおるんですよ。そんなもんは。
松本:どこにでもおるらしいなあ。
高須:おるよ。どこにでもおんねん。そんなもんね、
松本:うん。
高須:そりゃもう、大なり小なりおるよ、そんなん。
松本:えー?この場合の「小なり」ってどんなん?
高須:小なりって、その・・・
松本:ふふ・・・
高須:詳しいことは後で言うたるわ。
松本:ふふふふふ。
高須:この場合の小なりは
松本:この場合の小なりがわからへん。
高須:強いやつやんか。出てけえへんやつやんか。
松本:あ、それが小なり?
高須:それが「大なり」の方や。
松本:あははは!それが大なりの!
高須:ほいで、あなたの言うてる、
松本:ダイナニズムのほうかいや。
高須:もうええねん!言うて、すっと静かにすくっと肩がすくんでもうたやつが、小なりのほうや。
二人:あはははははは!
高須:それは、それはそうでしょう。そっちが小なりのほうでしょう。
松本:あ、じゃあ俺のほうにおったやつは
二人:小なりのやつや!
高須:そらおるねん。そんなもんは。
松本:なら、便座を下ろしてたのも
二人:小なりやねん。
松本:大なりのくせに小なりなんや。
高須:そうやな、そこはな。
松本:ややこしいなぁー!小なりのやつが大をしようとしてたんや。
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